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このレベルのお絵かきできるようになりたい、くろのくろさんの背景の描き方

くろのくろ氏による背景描き方講座の紹介です。
pixivで発表されています。

44.jpg
こちらの作品の解説をしていきます。まずは下書きから見ていきましょう。

全文はこちらを参照ください。
https://www.pixivision.net/ja/a/532

1.下書き


ラフです。
A4のコピー用紙に0.3のBのシャーペンで描きます。今回は自分で撮ってきた駅の写真を見ながら描いていきます。アイレベルと消失点を決めてパース線を引き、大きなものから描いていきます。
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アイレベルと消失点、パース線はこんな感じです。 ちょっと描き足りてなかったところはスキャンしてからブラシで適当に描き足します(右下とか)。線路が緩くカーブしているので、消失点を2つ設定しました。
04 (1)
ちなみにスキャンの仕方です。
「ファイル→読み込み→WIAサポート」で取り込みます。設定は300dpi、グレースケールにしています。

するとこんな感じで取り込まれると思います。「すべてを選択(Ctrl+A)→コピー(Ctrl+C)」します。
別に新規キャンバスを作ります。設定は画像の通りです。 新規キャンバスにコピーしたラフを「貼り付け(Ctrl+V)」して「イメージ→画像の回転→90°(時計回り)」します。これで画像がちゃんとした向きになるので編集します。

「レベル補正(Ctrl+L)」で、ゴミを飛ばして線画を濃くします。
右端のボタン(?)を動かすとゴミがとんで、左端のボタンを動かすと線画が濃くなります。どこまで補正するかはそのときどきですが、今回はゴミがいっぱいだったのでこんな感じにしました。
08.jpg
これでOKを押し、できた画像をA4でプリントアウトします。A4のコピー用紙を上に重ねてセロテープで固定し、0.3のBのシャーペンでトレースします。トレース台がなくても、白いテーブルの上でトレースできます。

2.線画


トレースした線画です。
下書きのページで説明したのと同じ方法でスキャンして取り込み、レベル補正してゴミを飛ばします。こまごまして飛ばせないゴミは白のブラシで消します。
次に線画を抽出します。まずは線画レイヤーを「すべてを選択(Ctrl+A)→コピー(Ctrl+C)」します。線画のレイヤーの上に「べた塗り」レイヤーを作ります。色は黒にしてOKを押します。

べた塗りレイヤーができたら、キーボードの「Alt」キーを押しながら、画像の部分をクリックします。 画面は黒から白へ変わったら「貼り付け(Ctrl+V)」をします。
11.jpg
貼り付けできたら、次は「Ctrl」キーを押しながら、画像の部分をクリックします。破線がブワッと出てきますがそれで大丈夫です。
12.jpg
次に普通の新規レイヤーをその上に作り、黒で塗りつぶします。そのあと「選択を解除(Ctrl+D)」します。ここまでがワンセットです。もう一度「すべてを選択→コピー」から繰り返すと線画が抽出されます。
最初に線画レイヤーを「諧調の反転」しておいて1セットにするだけでもできますが、なぜか線がぼやけて薄くなるので、2セット繰り返しています。
これで線画のできあがりです。

3.背景(1)


塗りに入る前にブラシについてです。初期設定のまま使っています。レイヤーを分けるときには「ハード円ブラシ」、塗り込みをしていくときは「ハード円ブラシ 筆圧不透明度」を主に使います。個々のブラシの設定も初期設定のまま、不透明度は100%で使うことが多いです。
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雲を描くときのブラシ設定は少し変わっていて、画像のようになっています。
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塗りです。まず適当な色でレイヤーを分けます。
同じ色のところは同じレイヤーです。「ハード円ブラシ」で地道に塗っています。可能ならパーツごとに違うレイヤーに分けるほうがよりよいのですが、重くなるので隣り合わないものなら同じレイヤーを使っています。
この時点では16つに分けました。

レイヤーを分け終わったらそれぞれ「透明ピクセルをロック」して色を置いていきます。
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この時点で全体図はこんな感じです。
秋と冬の境目の夕暮れの感じにしようと思ったので、ちょっと暗めにイメージで適当にざくっと色置きします。「色調の補正(Ctrl+U)」で色を変えたり、「すべてを選択(Ctrl+A)」をしてから「編集→塗りつぶし」したりすると楽です。

イメージが決まったら塗り込んでいきます。今回は空から塗っていくことにしました。下地はグラデーションをかけ、その上に雲レイヤーをいくつか重ねていきます。
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上空にある明るめの雲を入れました。別レイヤーにスクリーンでぼんやりした明りを加えてます。
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低い位置にある暗めの雲。雲の下部に太陽光が少し当たっています。太陽から離れている遠く(画面右側)の雲は暗く。
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空に合せて色を調整して明暗をざっくり分けます。光源をはっきりさせるために早々にライトをつけます。全体的に逆光なので彩度の低い黒青紫っぽい色で暗く、壁などはわずかな陽光の残りで少し明るめで赤みを入れた色にします。レールは金属製なので光を反射させてちょっと明るめにしました。あとはそれぞれ質感がでるように塗ります。
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4.人物


背景が途中ですが、ここらへんで飽きてきたのでベンチに女の子を座らせようと思います。背景グループの不透明度を下げて、新規レイヤーにアタリを取ります。
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そのままだと小さくて描きにくいので、アタリを「変形(Ctrl+T)」で200%に拡大します。
上に新規レイヤーを作り、ハード円ブラシの2pxで線画を描きます。
肌寒い夕暮れ、次第に濃くなる闇の中、一人で帰りの電車を待っているこの女の子は、進路のことで悩んでたりするんです。ちょっと寒そうに体をぎゅっとさせ、でも前をしっかり見てる感じで。ホットの缶コーヒーを持たせよう。とかそんなことを考えながら描いてました。
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「変形(Ctrl+T)」で縮小し、ベンチに座っているように合わせます。変なところやバッグの位置など修正します。
線画の下にレイヤーを分けます。
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背景グループの不透明度を元に戻して、配色を決めます。上にライトがあることを意識して、レイヤーごとに影を落としていきます。
ライトが当たるところは少し暖色ぎみに明るく、影は少し青よりにします。
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キャラクターの原寸はこんな感じです。明と暗のツートーンのみで、影にちょこっとグラデーションを入れるぐらいです。
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5.背景(2)+仕上げ


背景をパーツごとに塗り込みます。
明るい部分は温かめの色味で、間に暖色を置き、影に入るところで強い色で影を置き、青みを加えていく感じです。
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金属の塗りです。
ここで電柱に中間色が入っていないのは、光源からの直接光があたっていないのでぼんやりさせたかったからです。
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主線の色は遠景の部分を変えています。空気の層で遠くのものほど薄く見えるので、遠くのものほど淡くします。
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明かりの灯し方です。

ブラシで白色の棒を引きます。蛍光灯です。
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レイヤーを複製して「フィルター→ぼかし→ぼかし(移動)」でぼかします。移動の方向は縦方向(90°)で、プレビューで確認ながらいい感じの強さにします。
さらに先ほどのレイヤーを複製して「フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)」にします。色を黄色オレンジぐらいの色にしてレイヤーのモードをスクリーンにします。
今度は線画レイヤーの上にオレンジでぼやっとした光を描きます。蛍光灯なので本当は白っぽい光なのでしょうが、温かみのある光にしたいのでオレンジにしました。
レイヤーのモードをスクリーンにして、不透明度を40%ぐらいに落とします。
40.jpg
全体的に塗り込み終わりです。

新規レイヤーを一番上に作って、薄茶で塗りつぶしをします。レイヤーをオーバーレイにして不透明度を40%ぐらいにします。女の子の足の位置を修正し、キャラクターの線画が薄いなと思ったのでキャラクターの線画を複製して濃くしました。電気周りにゴミの光を加えたりします。
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最後に全てのレイヤーを結合して縮小し、端をちょっとトリミングしてできあがりです。

ここまでお付き合いありがとございました!お粗末さまでしたー!

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